うつ病に対する二刀流治療|はこざき漢方内科・心身医療クリニック|JR箱崎駅から徒歩3分

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うつ病に対する二刀流治療|はこざき漢方内科・心身医療クリニック|JR箱崎駅から徒歩3分

うつ病に対する二刀流治療

皆さん、こんにちは。院長の千々岩です。

それにしても最近の寒波とんでもないですね(;^_^A。

先日、うちのクリニックモールの院長先生方と新年会に出席したのですが、そこからの帰り道でのことです。寒風吹きすさぶ中、橋の上を歩いていたら、体の芯まで凍えてしまって震えが止まらなくなったのです。

生まれて初めて寒さによる死を意識しました…。

お酒を飲んでない佐藤先生の車で自宅まで送ってもらって事なきを得ましたが、皆さん防寒にはくれぐれもお気をつけください。(佐藤先生、本当に有難うございましたm(__)m)

さて、今日のお題ですが、「うつ病に対する二刀流治療」について。

これまで何度か「うつ病」に関して取り上げてきましたが、うつ病の完全治癒というのはなかなか難しく、お薬を少量服用しながらの「寛解(症状が一時的・永続的に消失・または軽快した状態。お薬は必要)」になれば上出来という認識がメンタルヘルス界隈にはありました。

しかし、私は「レジリエンス」(人間の中に元々存在している自然治癒力、抗病力のこと)を最大限に治療に活かすことをモットーにして診療を行ってきました。

その結果、寛解はもちろん、薬を完全にやめても状態をキープできる状態=治癒にまで導いた患者さんの数は、相当数に上ります。

その振り返りを行ってみると、やはりうつ病治療に漢方治療を併用していることが大きく寄与しているみたいです。

うつ病と言っても、罹病期間、引き金となったストレスのジャンルなどで、軽症から重症まで様々な病態が存在します。(重症うつ病の場合、当クリニックでのフォローは難しく、生命の危険もある為、入院ができる医療機関を紹介させてもらっています

一方軽症のうつ病であれば、抗うつ薬を用いなくても、漢方薬や外来でのカウンセリングだけでも治っていく患者さんは結構存在します。

また、中等症以上のうつ病(受診比率は一番多い)であれば、漢方薬のみでの改善は難しく、適切な抗うつ薬を選択する必要があります。抗うつ薬に関しては、依存性はほぼ皆無であり、できるだけ副作用が少ないものを用いておりますので、ご安心ください。

またうつ病は頭痛や動悸、下痢、腹痛、めまいなど様々な自律神経症状を伴うケースも多く存在する為、そういったケースでは漢方薬の併用がとても役に立ちます。ここが、当クリニックが他の医療機関に比べて、ユニークかつアピールできるポイントです。

 

脳のエネルギー不足は抗うつ薬で、うつ病による自律神経症状は漢方薬で

これが当クリニックにおけるうつ病治療の黄金パターンになります。

 

また漢方薬は心身両面に効果を及ぼしますので、これまで抗うつ薬のみでフォローされてきた患者さんが、当クリニックでの漢方治療を併用したことで、飛躍的に改善した方はかなりの数に上ります。

漢方薬には「こういった体質や生体反応を示している患者さんには効果があるが、それ以外の状態には効果を及ぼさない」という漢方薬の性格、すなわち「方意」というものが存在します。

ちまたのメンタルクリニックでも、よく漢方薬が処方されていますが、結構空振りの状態で終わっているのは、方意を考えずに、もしくは知らずに漢方薬が処方されているが故です。

当クリニックでは初診時に60分という長い時間枠を用意しておりますが、そこでは問診以外に、脈診や舌診、腹診といった漢方的診察も組み込んでいます。

その理由は、患者さんが示している生体反応や体質を見極め、それにマッチした漢方薬を選択する精度が上がる為です。

現代薬と漢方薬による二刀流のうつ病治療、これからも磨きをかけていきますので、今年もはこざき漢方内科・心身医療クリニックをよろしくお願いいたしますm(__)m。

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